小さなカメラと北陸の鉄道をめぐる【2】北陸鉄道

鉄道
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前回のえちごトキめき鉄道からのつづきです。写真はすべてリコーGRⅢで撮っています。

小さなカメラと北陸の鉄道をめぐる【1】えちごトキめき鉄道の観光急行
この記事では、小さなカメラ、リコーGRⅢで撮った北陸のレトロな鉄道風景を紹介しています。 旅のお供に小さなカメラ GRⅢは手のひらサイズの小型ボディに、比較的大型のセンサーと高精細なレンズを搭載した、スナップ撮影に人気のコンパクトデジタルカ...

高岡に宿泊した翌朝は雨模様でした。熱帯低気圧が付近を通過しているらしく、路面電車の万葉線は後日に回すことにしました。午前中は高岡駅ビル内のカフェでちょっとした作業をして過ごし、雨の止んだ昼過ぎにあいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道で金沢へ向かいます。

北陸鉄道とお得な乗車券

金沢市を中心に鉄道とバスを運行する北陸鉄道には、浅野川線と石川線という2つの鉄道線があります。「鉄道全線1日フリー乗車券」は1100円で2つの鉄道線が乗り放題となります。

鉄道線全線1日フリー乗車券|鉄道情報 |北陸鉄道株式会社

※浅野川線と石川線は接続していないので、別途バスかIRで間をつなぐ必要があります。

浅野川線

金沢に着いてから投宿までに時間があるので、浅野川線を単純に往復しました(片道400円)。

金沢駅の鼓門の地下にある北鉄金沢を出発し、浅野川の堤防沿いを日本海の方へと進みます。大野川の鉄橋を渡ると砂丘地帯の内灘町に上陸し、ほどなく終点の内灘です。

この路線のメイン車両は元東京メトロ日比谷線の03系で、北鉄カラーのオレンジ帯と、日比谷線時代からのオリジナル帯の2種類を見ることができます。

先頭車にパンタグラフを搭載し、雪かきも装着しています。地下鉄時代には見られなかった物々しいスタイルです。

内灘に到着する日比谷線カラーの03系

内灘には車庫があり、元京王井の頭線の8000系が休んでいました。

石川線

金沢駅近くに宿泊した翌日は北陸鉄道石川線へ。まずIRで隣の西金沢へ行き、駅前にある北鉄の新西金沢から乗車します。

工場に隣接した新西金沢
レトロな待合室
細めのホームから発車します。

沿線は住宅街から田園地帯に変わっていきます。良い雰囲気のカーブがある小柳で下車。駅横の踏切は「カランカラン」という音を立てる電鐘式でした。

電鐘式警報器のある踏切。警報器の一番上に鐘があります。

先ほど乗ってきた電車が、終点の鶴来から折り返してきました。

小柳から2駅で終点の鶴来。開業時からの風格のある駅です。

帰りの車中から、車庫に停まる車両を撮影しました。多いとはいえないGRⅢの連写速度ですが、走り始めの列車からの撮影には十分でした。

元京王井の頭線の7700系
除雪用の電気機関車

次は金沢側の起点駅野町へ向かいます。

ささやかなターミナル野町

野町は金沢の中心市街地から川を挟んだところに位置しており、香林坊や金沢駅方面には北鉄バスが接続しています。

着いてみると、野町は思ったよりもこぢんまりとしたターミナルでした。ホームは2本ありますが、1本は閉鎖されていて、線路も駅に隣接した踏切で途切れていました。その踏切からは下のような写真を撮ることができます。

野町駅前には純喫茶の店や銭湯もあり、生活感が漂っています。

銭湯の建物の装飾タイル

なかなか奥が深そうな野町を後にして、西金沢経由で金沢駅に戻ります。ブルーの8000系が動いていないかと浅野川線の様子を見たものの、03系しか走っていませんでした。

フリー乗車券を使っているので浅野川線にも乗れるのですが、元は取れたのでこれで良しとします。

次回は高岡に戻って万葉線をめぐります。

小さなカメラと北陸の鉄道をめぐる【3】万葉線
北陸鉄道からのつづきです。写真はすべてリコーGRⅢで撮っています。 2泊した金沢を後にして、在来線で富山へ向かいます。途中高岡で下車して、一昨日乗らなかった万葉線を撮影します。 万葉線に乗る 万葉線は高岡市と射水市を結ぶ路線です。途中の六渡...

※本記事の内容は2024年9月時点のものです。



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