万葉線からのつづきです。写真はすべてリコーGRⅢで撮っています。
今回は富山地方鉄道の鉄道線をめぐります。
富山地鉄の鉄道線
富山地鉄には富山市とその近郊および立山や宇奈月といった観光地を結ぶ鉄道線と、富山市内の交通を担う市内電車があります。鉄道線は本線、立山線、不二越・上滝線の3路線からなります。
今回は鉄道線をめぐります。稲荷町で「鉄道線・市内電車1日フリーきっぷ」を購入しました。2600円で富山地鉄の鉄道と市内電車の全線に乗ることができます。
稲荷町車庫
稲荷町は鉄道線の本線と不二越・上滝線との分岐駅です。まだどの方面に向かうか決めていないため、連続してやってきた立山行きと宇奈月温泉行きの車両を確認します。立山行きはやはり観光客で混んでいたので見送り。宇奈月温泉行きもロングシート車だったので見送ります。
待ち時間に車庫にいる車両を撮影しました。
元京阪電鉄の2階建て車両です。同色の旧京阪特急車とつながって走るのですが、1両だけ外されて置いてありました。

保線に使われる電気機関車は昭和33年製です。

不二越・上滝線と立山線
不二越・上滝線の岩峅寺行きに乗車します。車両は西武鉄道の特急車5000系「レッドアロー」を改造した16010形です。


座席はリクライニングが可能。テーブルには栓抜きも残っています。

富山の市街地を出ると田園地帯に入り、徐々に高度を上げていきます。

山が迫り、落石覆いで半地下駅状態の大川寺を出ると、常願寺川を渡って終点岩峅寺です。ここで本線から分かれて常願寺川東岸を南下してきた立山線に合流します。


岩峅寺からは地鉄オリジナルの14760形の特急で立山を目指します。フリー切符では追加の特急料金は不要です。

常願寺川に沿って走ります。谷が深く、列車は川面を見下ろしながら走ります。途中常願寺川を渡る高い鉄橋では、徐行運転のサービスがありました。

立山に着くと登山リュックの観光客たちがケーブルカーに乗り継いでいきます。私はここで折り返します。
岩峅寺に戻り、ふたたび不二越・上滝線に乗ります。今度は京阪電鉄3000系改造車の10030形です。稲荷町の車庫にあった2階建て車をつなげることができます。

京阪時代には車内に設置したテレビが売りで、「テレビカー」という愛称を持つ特急車でした。

この編成は京阪時代の塗装と鳩の特急マーク、「テレビカー」という車体装飾を復刻したものです。実際に液晶テレビも設置してありました(画面は付いていませんでした)。

本線
ターミナルの電鉄富山に戻り、宇奈月温泉行きの14760形に乗車します。
電鉄富山から宇奈月温泉までが富山地鉄の本線です。富山平野をしばらく東に走り、上市でスイッチバックすると北上して、海沿いの滑川や魚津を結びます。

北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に接続する新黒部からは観光客が乗ってきます。
新黒部から3駅の栃屋で下車しました。

この駅で降りたのは、午前中に乗った「レッドアロー」が1本前の宇奈月温泉行きになり、まもなく折り返して来るだろうと予想したためです。往復するなら別の車両で気分を変えたいですからね。
数分後にやって来た富山行きは予想通り「レッドアロー」でした。

そのまま富山に帰っても良いのですが、スイッチバックの上市で降りてみました。上市町の中心駅で、JAなどが併設されている立派な駅舎を持っています。


構内には除雪車などが置かれていました。

富山に戻ると西武の2代目特急車、10000系「ニューレッドアロー」改造車の20020形が上市行きとして停まっています。フリー切符なのでこれにも乗ってみました。

1990年代の車両だけに、座席もゆったりしています。

本線と立山線の分岐駅である寺田で下車しました。

本線と立山線のそれぞれのホームの間に、待合室や業務のためのものだったと思われる立派な建物があります。

この建物の裏側をホームから見ることができます。言われなければ鉄道の建物には見えないかもしれません。

今は閉鎖されていますが、窓から中を覗くと運転関係の機械も残っていました。

次回は富山地鉄の市内電車をめぐります。
